工場勤務から転職したい|工場しか経験がなくても次に選べる仕事はある?

工場勤務から転職したい|工場しか経験がなくても次に選べる仕事はある?

工場勤務から転職したい。

でも、

「工場しか経験してないし、ほかで通用するのかな」

「特別な資格もスキルもない」

「ずっとラインだったし、何をアピールすればいいのか分からない」

みたいに思うこともありますよね。

工場で働いていると、毎日やっていることが当たり前すぎて、

「自分には何もない」

と思いやすいです。

でも実際には、

時間を守る。

品質を守る。

異常に気づく。

安全に働く。

改善する。

周りと連携する。

こういうことを普通にやってきています。

だから、

「工場しか経験してないから転職できない」

と最初から決めなくて大丈夫です。

ただし、

工場勤務から転職するといっても、

ラインなのか。

組立なのか。

検査なのか。

機械オペレーターなのか。

班長やリーダーなのか。

何をしてきたかで、次に活かせるものは変わります。

そしてもうひとつ大事なのが、

なぜ工場を辞めたいのか。

夜勤が嫌なのか。

身体がきついのか。

単純作業がつらいのか。

土日に休みたいのか。

人ともっと話す仕事がしたいのか。

ここが分かると、次に見る仕事も変わります。

目次

工場勤務は転職で不利になる?

工場勤務だったからという理由だけで、転職できなくなるわけではありません。

ただ、

「工場で働いていました」だけだと、何ができる人なのか伝わりにくい

ことはあります。

同じ工場勤務でも、

ラインで組立をしていた人。

検査をしていた人。

機械を動かしていた人。

改善活動をしていた人。

新人教育をしていた人。

班長として人をまとめていた人。

では、経験が全然違います。

なので転職では、

「工場勤務でした」

で終わらせず、

工場で何を任されていたのか

まで分けて考えた方がいいです。

「工場しか経験してない」でも、実際には身についているものがある

工場勤務で身についたものって、自分ではスキルだと思っていないことも多いです。

時間通りに仕事を進める力

工場では、

何時までに何個作る。

この時間までに工程を終える。

次の工程を止めない。

という働き方をしている人も多いと思います。

毎日やっていると普通ですが、

決められた時間の中で安定して仕事を進める経験

として使えます。

ミスや異常に気づく力

製品の不良。

設備の違和感。

作業のズレ。

いつもと違う状態。

こういうものを見つけるのも工場では大事です。

検査や品質に近い仕事をしていたなら、

正確性や品質意識

として説明できます。

5Sや改善の経験

整理。

整頓。

清掃。

作業手順の見直し。

ムダの削減。

配置変更。

こうしたことに関わっていたなら、

ただ言われた通りに作業していただけではありません。

問題を見つけて、仕事をやりやすくした経験

があります。

安全を守る意識

工場では安全ルールが厳しいところもあります。

危険予知。

指差し確認。

保護具。

作業手順。

こうした経験も、

決められたルールを守って仕事をする力

として使えます。

周りと連携する力

工場勤務というと、

「人と話さない仕事」

というイメージを持たれることもあります。

でも実際には、

前後工程。

班長。

検査。

保全。

生産管理。

ほかの作業者。

などとやり取りすることもあります。

仕事として必要なコミュニケーションを普通にやってきたなら、

「工場勤務だからコミュ力がないと思われる」

とまで考えなくていいです。

まず「なぜ工場を辞めたいのか」を分けてみる

工場勤務から転職したいなら、

いきなり「おすすめの仕事」を探すより、

今の仕事の何を変えたいのか

を一回考えてみてください。

工場という場所が嫌なのか。

夜勤が嫌なのか。

立ち仕事がきついのか。

単純作業がつらいのか。

土日に休みたいのか。

給料を上げたいのか。

もっと人と関わりたいのか。

将来ずっとこの仕事を続けるイメージが持てないのか。

理由によって、次に見る仕事はかなり変わります。

たとえば、

夜勤が嫌なだけなら、

工場を完全に離れなくてもいいかもしれません。

日勤のみの製造職を見る方法もあります。

逆に、

毎日同じ作業を続けること自体がつらいなら、

工場だけ変えてもまた同じことを感じる可能性があります。

だから、

「工場を辞めたい」ではなく「工場勤務の何が嫌なんだろう」

まで見てみる。

ここはかなり大事です。

工場勤務から考えられる転職先

「おすすめ10選」だけ見ても、

結局、

自分ならどれなの?

となると思います。

なので、まずは工場で何をしていたかから見ていきます。

ライン・組立をしていた人

候補としては、

  • 倉庫・物流
  • 品質管理
  • 生産管理
  • 営業
  • 接客・販売
  • 別業界の製造職

などがあります。

ライン作業では、

時間。

品質。

安全。

作業手順。

周囲との連携。

を求められることがあります。

改善活動や新人教育まで経験しているなら、それも立派な経験です。

検査をしていた人

候補としては、

  • 品質管理
  • 品質保証
  • 別業界の検査職
  • 正確性を求められる事務系の仕事

などがあります。

検査経験では、

基準に沿って確認する。

不良を見つける。

記録する。

ミスを防ぐ。

といった経験があります。

これは、

正確に仕事を進める力

として使えます。

機械オペレーターをしていた人

候補としては、

  • 設備保全
  • フィールドエンジニア
  • サービスエンジニア
  • 別メーカーの機械オペレーター
  • 製造系の技術職

などがあります。

機械を動かしていただけではなく、

設定。

点検。

異常時の対応。

簡単なメンテナンス。

までしていたなら、そこも経験です。

班長・リーダー経験がある人

班長やリーダーなら、

  • 生産管理
  • 物流管理
  • 現場管理
  • 施工管理
  • 他業界のリーダー職

なども考えられます。

人員配置。

進捗確認。

新人教育。

トラブル対応。

周囲との調整。

をしていたなら、

作業だけではなく、人と現場を動かしてきた経験

があります。

辞めたい理由から転職先を考えてもいい

今の仕事だけではなく、

何を変えたいか

から考える方法もあります。

夜勤をやめたい

夜勤が一番つらいなら、

  • 日勤のみの製造職
  • 品質管理
  • 生産管理
  • 事務
  • 法人営業

などを見る方法があります。

仕事内容まで全部変える必要はないかもしれません。

体力仕事をやめたい

立ちっぱなし。

重量物。

暑さ。

寒さ。

こうした身体への負担がつらいなら、

  • 事務
  • 品質管理
  • 生産管理
  • CAD
  • 営業

などを見てみる方法があります。

単純作業をやめたい

毎日同じ作業を続けることがつらいなら、

  • 品質管理
  • 生産管理
  • 営業
  • 設備系
  • 施工管理

など、判断する場面が多い仕事を見る方法があります。

土日休みにしたい

仕事内容より休みが問題なら、

  • 法人営業
  • 事務
  • 品質管理
  • 日勤中心のメーカー職

なども候補になります。

同じ職種でも会社によって休日は違うので、求人条件は確認したいところです。

人ともっと関わりたい

工場では人と話す機会が少なくて物足りないなら、

  • 法人営業
  • 販売
  • 接客
  • 技術営業
  • サービスエンジニア

などもあります。

年収を上げたい

年収を優先するなら、

完全未経験の仕事だけを見るより、

工場での経験を少しでも使える仕事

も残して探した方がいいことがあります。

逆に、

多少給料が下がっても夜勤をやめたい。

身体への負担を減らしたい。

自由な時間が欲しい。

という人もいます。

結局、

何を一番変えたいのか

なんですよね。

高卒・資格なしでも工場勤務から転職できる?

高卒だから。

資格がないから。

工場しか経験していないから。

それだけで転職先がなくなるわけではありません。

ただし、

資格や専門知識が必要な仕事もあります。

なので、

「何でもできる」

と考えるより、

今の経験で応募できる仕事と、何か身につければ行ける仕事を分ける

方が現実的です。

営業。

物流。

販売。

一部の事務。

未経験募集のある仕事。

など、資格が必須ではない求人もあります。

一方で、

専門技術が必要な仕事なら、

資格や学習が必要になることもあります。

最初から、

「資格がないから無理」

で終わらせず、

気になる仕事には何が必要なのか

をあとから確認すれば大丈夫です。

20代・30代・40代で考え方は少し変わる

年齢によって、工場勤務から転職するときの考え方も少し変わります。

20代

未経験職種まで広げて見やすい年代です。

営業。

IT。

サービス。

物流。

事務。

など、工場とは違う仕事まで見る方法があります。

ただ、

「工場以外ならどこでもいい」

だけで決めると、また別の不満が出ることがあります。

今回何が嫌だったのかは、一度整理しておいた方がいいです。

30代

工場での経験もそれなりに積み上がっている時期です。

全部捨てて未経験へ行く方法もありますが、

今までの経験を少し使える仕事も一緒に見ると、選択肢は増えます。

ライン経験。

検査。

機械。

改善。

班長経験。

などです。

40代以降

未経験職種だけに絞るより、

これまでやってきた仕事を使える転職先も一緒に見た方が探しやすくなります。

新人教育。

改善。

現場管理。

品質。

機械。

工程管理。

など、

長く働いたからこそ持っている経験もあります。

「工場しか経験がない」

ではなく、

工場で何を積み上げてきたか

を一回出してみる方がいいと思います。

「工場しか経験してない」を自己PRでどう伝える?

転職するとき、

「工場で○年間働いていました」

だけでは、相手も何を評価すればいいのか分かりません。

少し具体的にします。

たとえば、

製造ラインで組立を担当し、決められた生産数と品質を維持しながら作業していました。作業ミスを減らすための手順見直しにも参加しました。

なら、

単に組立をしていた人ではなく、

品質や改善も意識していたことが分かります。

機械オペレーターなら、

機械操作に加えて日常点検や異常時の初期対応も担当していました。

検査なら、

製品検査を担当し、不良傾向の記録や現場への共有を行っていました。

班長なら、

作業者の配置、進捗確認、新人教育を担当していました。

という感じです。

ポイントは、

何をしていたか
→ 何に気をつけていたか
→ 何をしたか

まで出すこと。

工場では普通だったことも、外に出ると経験として見てもらえることがあります。

設備・品質・生産管理などの経験があるなら、製造業の経験を活かす道もある

ここは少し分けて考えたいです。

同じ工場勤務でも、

設備保全。

品質管理・品質保証。

生産管理。

生産技術。

など、専門的な仕事まで経験している人もいます。

その場合は、

工場から完全に離れるより、

今までの専門経験を使って、別のメーカーや違う職種へ広げる

方法もあります。

自分の経験が、

ほかのメーカーでどこまで使えるのか。

どんな会社なら評価されるのか。

これは一般的な求人一覧だけでは分かりにくいこともあります。

そんなときは、

製造業・メーカーに詳しい人へ相談できる場所

もあります。

絶対に転職すると決めるためではなく、

「自分の経験なら、ほかにどんな道があるんだろう」

を知るために使ってみるのもありです。

製造業での経験を活かせる仕事を見てみたい人へ

[製造業に詳しい人へ相談してみる]

※設備保全・品質・生産管理など、製造業での専門経験を活かした転職については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

工場とはまったく違う仕事をしたいなら、それもあり

逆に、

「工場経験を活かしたいわけじゃない」

という人もいると思います。

もう工場で働きたくない。

製造業そのものから一回離れてみたい。

全然違う仕事をやってみたい。

それも普通にありです。

工場経験を活かすことだけが正解ではありません。

営業。

サービス。

IT。

介護。

物流。

ほかにも仕事はあります。

今までの経験を全部使わないといけないわけでもありません。

ただ、

何がしたいのかまだ分からないなら、

無理に職種名から決めなくてもいいです。

向いている仕事そのものが分からない場合は、こちらも参考になると思います。

工場を辞めたい。でも次の仕事が決まっていないなら

工場勤務がしんどくて、

もう辞めたい。

でも次は決まっていない。

という人もいると思います。

次が決まってから辞める方法もあります。

今の会社にいながら求人を見る方法もあります。

一度仕事から離れてから考える人もいます。

必ず、

工場を辞める → 翌日から別の会社で働く

にしなくてもいいです。

ただ、辞めてから考えるなら、

生活費。

貯金。

退職後に使える可能性のある制度。

このあたりだけは先に確認しておいた方が動きやすいです。

工場勤務から転職するなら「工場以外」より「何を変えたいか」で考える

工場勤務から転職したいと思うと、

工場以外なら何でもいい。

となることがあります。

でも、

工場勤務の何が嫌だったのか分からないまま次を決めると、

転職先でも似たことで悩むかもしれません。

夜勤をなくしたい。

身体を楽にしたい。

単純作業をやめたい。

人と関わりたい。

給料を上げたい。

土日に休みたい。

今までの経験をもっと評価してほしい。

それぞれ、見る仕事は変わります。

だから、

「次は何の仕事にしよう」より先に、「今の仕事の何を変えたいんだろう」

と考えてみる。

工場で身につけた経験を使うのもありです。

全部置いて、まったく違う仕事へ行くのもありです。

まだ分からないなら、

ほかにどんな仕事があるのかを見るだけでもいい。

工場勤務だったからといって、次も工場に決める必要はありません。

逆に、

工場そのものが嫌いじゃないなら、無理に製造業を捨てる必要もありません。

今までやってきたことと、これから変えたいこと。

その二つから、次の仕事を考えてみてください。

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仕事を辞めたいと思ったときの選択肢を、私なりにまとめてみました

私はこれまで、会社を辞めるときに、毎回きっちり次の会社を決めてから辞めてきたわけではありません。

むしろ、何も決まっていないまま辞めたこともあります。

ニートになったこともあるし、フリーターをしたこともある。そこから異業種に転職したり、外資系企業で働いたり、海外で働いたこともあります。

だからこそ思うのは、「仕事を辞めたい=すぐ次の会社を決めなきゃ」ではないということです。

もちろん、先に転職先を決めておいた方が安心な人もいると思います。

でも、今の会社を辞めるか迷っているときって、そもそも「次に何がしたいのか」すら分からないこともあります。

そんなときに、無理やり次の会社だけを決める必要はないと思っています。

辞める。
残る。
転職する。
少し休む。
スキルを身につける。
海外に行ってみる。

いろんな選択肢があります。

私自身いろんな働き方をしてきたからこそ、「こんな流れや考え方もあるよ」という形でまとめてみました。

良かったら、今の自分に近いところだけ参考にしてみてください。

「転職する」「今の会社に残る」「少し休む」「違うことを始める」も含めて、最初からひとつに決めなくても大丈夫です。

まずは、自分にどんな選択肢があるのか参考にしてみてください。

目次