自分に向いてる仕事がわからないときは?一発で適職を決めなくていい

自分に向いてる仕事がわからない。
今の仕事も、なんか違う気がする。
でも、
「じゃあ何がしたいの?」
と聞かれたら、それもよく分からない。
こうなると、
向いてる仕事が見つかるまでは、今の仕事を続けるしかないのかな
と思うかもしれません。
でも私は、そこまで一本道に考えなくてもいいと思っています。
私自身、
「自分に向いてる仕事はこれだ」
と最初から分かって仕事を選んできたわけではありません。
どちらかというと、
「ちょっとやってみようかな」
でした。
やってみたら意外とできた。
思っていたより面白かった。
逆に、
「これはもうやりたくないな」
と思ったこともあります。
それならまた別のことを考える。
そんな感じです。
そして私の場合、
常にどこかの会社で働き続けなければならない
という前提も、そこまで強くありませんでした。
仕事から離れる時期があってもいい。
違う働き方をしてもいい。
別の業種へ行ってもいい。
海外へ行ってみてもいい。
実際に経験してみる中で、
「これは自分に合うかもしれない」
「これはたぶん合わない」
が少しずつ分かってきました。
だから私は、
向いてる仕事って、頭の中だけで一発で当てるものではない
と思っています。
自分に向いてる仕事がわからないのは、別に珍しくない
そもそも、
仕事を始める前から
「私はこの仕事に向いています」
と分かる方が難しくないでしょうか。
仕事の説明を読んでも、実際の仕事は分かりません。
同じ職種でも会社によって全然違います。
営業ひとつ取っても、
新規営業。
ルート営業。
法人営業。
個人営業。
電話中心。
訪問中心。
既存顧客中心。
全部、働き方が違います。
だから、
職種名だけを見て「向いてる・向いてない」を決めるのは難しい
んですよね。
「今の仕事が合わない」と「この職種が向いてない」は別
ここは一度分けて考えた方がいいと思います。
例えば、
「営業は自分に向いてない」
と思っている。
でも本当に営業そのものが嫌なのか。
毎日大量に電話するのが嫌なのか。
個人ノルマが嫌なのか。
上司から数字を詰められるのが嫌なのか。
扱っている商品に興味がないのか。
ここで答えが変わります。
営業という仕事そのものは嫌いではないけれど、
今の会社の営業スタイルが合わないだけ
ということもあります。
逆に、
会社や人間関係ではなく、
仕事内容そのものをずっと苦痛に感じているなら、別の仕事を考えてもいい。
「会社が合わない」と「職種が合わない」を一緒にしない。
これだけでも、次に見る仕事が変わってきます。
「好きなこと」から向いてる仕事を探さなくてもいい
向いてる仕事を探そうとすると、
よく、
「好きなことは何ですか?」
と聞かれます。
でも私は、
好きなことから仕事を決めなくてもいいと思っています。
映画が好きだから映画業界。
旅行が好きだから旅行会社。
ゲームが好きだからゲーム業界。
必ずしもそうではありません。
好きなことと、
仕事として毎日やって苦にならないこと
は違います。
なので、もっと現実的に、
自分が何をしているとき比較的ラクだったか
を見る方が使いやすいです。
「職種」ではなく、得意だった行動まで分解してみる
例えば販売の仕事をしていたとします。
「販売が得意だった」
で終わらせない。
その中で何ができていたのかを考えます。
例えば、
- 相手の話を聞く
- 何を求めているのか考える
- 商品を比較する
- 分かりやすく説明する
- 相手に合わせて提案する
- 質問に答える
- 関係を作る
こうやって分解すると、
自分が得意だったのは「販売」ではなく、
聞く・整理する・説明する・提案する
だったのかもしれません。
そうなると候補は販売だけではなくなります。
営業。
カスタマーサポート。
カスタマーサクセス。
採用。
人材系。
問い合わせ対応。
いろんな仕事へ広げられます。
つまり、
今までの職種名に縛られず、自分が実際にやっていた行動を見る。
これが結構大事だと思います。
まず5つだけ書き出してみる
向いてる仕事が分からないなら、難しい自己分析を何時間もやらなくてもいいと思います。
まずはこの5つ。
| 見るもの | 書き出すこと |
|---|---|
| 得意 | 他の人より比較的ラクにできたこと |
| 苦手 | 頑張ってもかなり消耗したこと |
| 評価 | 人から褒められたり任されたこと |
| 好み | 苦にならず続けられた作業 |
| 環境 | 自分が働きやすかった状況 |
例えば、
「人と話すのが得意」
でも、もう少し分けられます。
初対面の人と話すのが得意なのか。
同じ人と長く関係を作るのが得意なのか。
人の話を聞く方が得意なのか。
説明する方が得意なのか。
相手を説得するのが得意なのか。
同じ「人と話す」でも、かなり違います。
ここまで分かると、仕事を探しやすくなります。
向いてる「仕事」と向いてる「職場」も別です
もう一つ大事なのがこれです。
職種は合っている。
でも職場が合っていない。
普通にあります。
例えば営業が得意でも、
個人ノルマが強く、
毎日新規テレアポをして、
上司から数字だけで評価される会社ならしんどい。
でも、
既存顧客中心。
法人向け。
チームで目標を持つ。
提案内容を考える時間がある。
そんな営業なら働きやすいかもしれません。
だから私は、
向いてる仕事を考えるなら、
仕事内容だけではなく、働く環境までセット
で見た方がいいと思います。
例えば、
- 一人で進めたいか、チームがいいか
- 人とたくさん関わりたいか
- 数字で評価されたいか
- 安定した仕事がいいか
- 変化が多い方が楽しいか
- 指示が明確な方がいいか
- 自由に考えられる方がいいか
同じ職種でも、ここが違えば働きやすさはかなり変わります。
「向いてる仕事が分からない=今の仕事を続けるしかない」ではない
ここは、私は結構言いたいところです。
今の仕事が違うと思う。
でも次にやりたい仕事は分からない。
この二つが同時にあってもいいと思います。
「次が分からないなら、とりあえず今の会社に残るしかない」
とも限りません。
もちろん、生活費や今後のお金を考える必要はあります。
辞めるなら、その準備はした方がいい。
ただ、
次の正解が見つかっていないことと、今の場所に居続けなければならないことは別です。

一度仕事から離れて考える人もいます。
別の働き方をする人もいます。
アルバイトをしながら考える人もいます。
スキルを身につける人もいます。
海外へ行く人もいます。
もちろん今の会社に残るのも選択肢です。
ただ、
「向いてる仕事が見つかるまでここにいなきゃ」
と決めなくてもいいと思います。
私は「とりあえずやってみる」ことも多かった
私自身は、
向いているかどうかを完璧に調べてから動くタイプではありませんでした。
気になったら、
とりあえずやってみる。
それで、
意外とできたら続ける。
違うと思ったらまた考える。
もちろん、何でも勢いだけで決めればいいという話ではありません。
でも、
やる前に分かることには限界があります。
実際にその仕事をして、
人と関わって、
毎日の作業をして、
初めて分かることがあります。
私はその経験から、
向いてる仕事って、
探して見つけるものでもあるけど、やりながら分かっていくものでもある
と思っています。
適職診断は「答え」ではなく候補を増やすために使う
適職診断を使ってみるのもありです。
厚生労働省のjob tagにも、仕事の興味や価値観、能力などから職業を探せる機能があります。
ただ、
診断で
「あなたには○○が向いています」
と出たからといって、
その仕事に決める必要はありません。
私なら、
知らなかった仕事を見つけるため
くらいに使います。
例えば診断で5つ仕事が出た。
その中から、
「これは全然違う」
を消す。
ちょっと気になるものを残す。
実際の仕事内容を見る。
求人を何件か見る。
そこでまた、
「これは違う」
「これはちょっとあり」
と絞る。
それくらいでいいと思います。
診断結果より、
実際の仕事内容を見たときに自分がどう感じるか
の方が大事です。
求人を見ることも、向いてる仕事を探す方法です
自己分析だけをずっと続けなくてもいいです。
求人を見てみる。
これもかなり役に立ちます。
知らない仕事を知るからです。
例えば、
「こんな仕事あるんだ」
「これはちょっとやってみたい」
「これは給料が良くても嫌だな」
みたいな感覚が出てきます。
これも全部、自分を知る材料です。
考えてから見る。
ではなく、
見ながら考える。
それでもいいと思います。
「できる仕事がない」と「向いてる仕事が分からない」も違う
向いてる仕事が分からなくなってくると、
そのうち、
「そもそも自分にできる仕事なんてない」
と思うことがあります。
でもこれはまた別の話です。
向いてる仕事をまだ知らないだけかもしれない。
今までやってきたことを、自分が評価していないだけかもしれない。
自分にとって普通すぎて、
できることとして数えていないだけかもしれません。

やりたい仕事がなくても問題ありません
向いてる仕事を探していると、
最終的に、
「でも別にやりたい仕事もない」
となることがあります。
これも私は問題ないと思っています。
仕事を選ぶ理由は、
「これが大好きだから」
だけではありません。
残業が少ない。
生活できる給料がある。
休みが取りやすい。
人間関係がちょうどいい。
自分の得意なことを使える。
そこまで苦痛じゃない。
これだって十分です。

向いてる仕事を一発で当てなくてもいい
仕事って、一回選んだら一生変えられないものではありません。
やってみて、
合っていたら続ける。
違ったらまた考える。
そこで覚えたことを次に使う。
そうやって進んでもいいと思います。
もちろん、
転職を繰り返した方がいい、
何も考えず辞めればいい、
という意味ではありません。
ただ、
「絶対に自分に向いている仕事を見つけてからじゃないと動けない」
と考えなくてもいい。
今まで比較的うまくできたことを探す。
苦手だったことを知る。
働きやすい環境を考える。
知らない仕事を少し見る。
気になるものがあれば調べる。
そして、ときにはやってみる。
その中で、
「これは意外と自分に合うな」
が見つかれば、それでいいんじゃないかなと思います。
