今の会社に将来性がない気がする|転職を考えるタイミング

「この会社、この先大丈夫なのかな。」
働いていると、ふとそんな不安を感じることがあります。
売上が落ちている。
人がどんどん辞めている。
新しいことを何もしていない。
給料もほとんど上がらない。
上司を見ても、自分の将来が想像できない。
でも、本当に会社に将来性がないのかは分からない。
今すぐ辞めるほどなのかも判断できない。
そんな状態で迷っている人もいると思います。
私は、
「将来性がない気がする」という感覚だけで、今すぐ会社を辞める必要はない
と思っています。
ただ、
何年も同じ違和感がある。
実際に人が減っている。
給料が上がらない。
仕事も変わらない。
そんな変化が見えているなら、一度外を見てもいいタイミングです。
そして、会社の将来を考えるときにもうひとつ見てほしいのが、
「この会社にいる自分の将来はどうなるのか」
です。
会社がこの先どうなるかを完璧に当てることはできません。
でも、
ここに残る。
転職する。
別の働き方をする。
一度離れる。
今のうちに選択肢を増やしておくことはできます。
「将来性がない気がする」の中身を分けてみる
将来性がないと感じる理由は、人によって違います。
会社の売上が落ちている。
業界そのものが縮小している。
若い人が次々辞めている。
新しい商品やサービスが出てこない。
昇給がほとんどない。
人手不足がずっと解消されない。
経営方針が頻繁に変わる。
会社の雰囲気が以前より悪くなった。
なんとなく不安に感じているようでも、よく見るといくつか具体的な理由が出てくることがあります。
まず、
「何を見て、この会社に将来性がないと思ったのか」
を分けてみてください。
理由が分かれば、
本当に会社そのものが心配なのか。
自分の待遇が変わらないことが不安なのか。
仕事に飽きているのか。
このあたりも見えやすくなります。
会社の将来性と、自分の将来性は別です
ここは大事だと思っています。
会社そのものは安定している。
でも、
何年働いても給料が上がらない。
新しい仕事を任されない。
身につくものが増えない。
同じ仕事を繰り返している。
そういう状態なら、
会社は安定していても、自分はこのままでいいのかな
という不安は残ります。
反対に、
会社自体には多少不安があっても、
新しい仕事を任されている。
専門的な経験が増えている。
ほかの会社でも使えそうなスキルが身についている。
ということもあります。
だから、
「この会社は大丈夫か」
だけではなく、
「ここにあと3年いたら、自分には何が残るか」
も考えてみてください。
会社の未来と、自分の未来は同じではありません。
転職を考えるタイミング① 給料が上がる未来が見えない
今の給料が低いことだけではなく、
この先もほとんど変わらなそう
という状態も判断材料になります。
何年働いても昇給がほとんどない。
役職が上がっても給料があまり変わらない。
先輩や上司を見れば、数年後の自分の給与がだいたい想像できる。
賞与も減っている。
こういう状態なら、一度外の給与水準を見てみてもいいと思います。
同じような仕事でも、会社によって給料は違います。
求人を見た結果、
「今の会社って意外と悪くないな」
となることもあります。
それなら残ればいい。
反対に、
「同じ経験でこんな求人もあるんだ」
と分かるかもしれません。
外を見るだけでも判断材料になります。
転職を考えるタイミング② 人が辞め続けている
会社を辞める人がいること自体は珍しくありません。
でも、
経験のある人ばかり辞める。
若い人が全然定着しない。
採用してもすぐ辞める。
辞めた人の仕事が残った人に回ってくる。
そんな状態が続いているなら、一度注意して見てもいいと思います。
人が減れば、
仕事量が増える。
残業が増える。
教育する人がいなくなる。
さらに人が辞める。
という流れになることもあります。
大事なのは、
「退職者が多いから危ない」
と単純に決めることではなく、
その結果、自分の働き方がどう変わっているのか
を見ることです。
転職を考えるタイミング③ 何年いても経験が増えていない
同じ仕事を続けること自体は悪くありません。
その仕事が好きなら、そのまま続けるのもありです。
でも、
数年前とやっていることがほとんど同じ。
新しい知識も増えていない。
任される仕事も変わらない。
ほかの会社で使えそうな経験も増えていない。
という状態なら、
一度この先を考えてみてもいいと思います。
今は転職するつもりがなくても、
数年後に急に転職したくなることもあります。
そのとき、
「自分はこの数年間で何ができるようになったんだろう」
となる可能性もあります。
なので、
3年後の自分は、今より何ができるようになっていそうか。
一度考えてみてください。
何も思い浮かばないなら、外を見る理由にはなります。
転職を考えるタイミング④ 会社がずっと変わろうとしていない
昔から同じやり方。
新しいサービスや技術を取り入れない。
競合が変わっているのに何もしない。
改善案を出しても聞いてもらえない。
こういう状態が続くと、
「この会社、大丈夫なのかな」
と思うことがあります。
もちろん、
新しいことをやれば必ず良いわけではありません。
長く続いているやり方が強みになっている会社もあります。
ただ、
周りが変わっているのに、自社だけ何年も何も変わっていない。
その結果、
売上が落ちている。
顧客が減っている。
人も辞めている。
という変化まで出ているなら、少し外を見ておいてもいいと思います。
転職を考えるタイミング⑤ 上司を見て「こうなりたい」と思えない
私はこれも分かりやすい判断材料だと思います。
5年後。
10年後。
今の会社に残った自分は、誰に近くなりそうでしょうか。
少し上の立場の人を見てみます。
仕事。
給料。
働く時間。
責任。
生活。
その姿を見て、
「自分もこうなりたい」
と思えるなら、今の会社に残る理由になります。
反対に、
役職が上がっても毎日遅くまで働いている。
責任だけ増えている。
いつも疲れている。
給料もそこまで変わらない。
「自分はこうなりたくないな」
と感じるなら、その感覚もひとつの材料です。
会社の将来だけではなく、
その会社で働き続けた人の未来を見る。
これも結構分かりやすいと思います。
「会社が危ないか」を完璧に当てなくてもいい
会社の将来を正確に予測するのは難しいです。
今は業績が良くても数年後は分かりません。
反対に、今は厳しくても立て直す会社もあります。
だから、
「この会社は絶対に危ない」
「ここにいれば絶対に安心」
まで決めるのは難しいです。
それより私は、
もしこの会社を離れることになっても、自分にはほかの道があるか
を確認しておく方がいいと思っています。
今の経験で何ができるのか。
ほかの会社ならどんな仕事があるのか。
どのくらいの給料になるのか。
違う職種にも行けるのか。
今のうちに身につけておいた方がいいことはあるのか。
これが分かっていれば、
会社の将来が少し不安でも、
「ここしかない」
とは思わなくて済みます。

今の会社に残るのも、もちろんありです
会社に将来性がない気がするからといって、必ず辞める必要はありません。
例えば、
一時的に業績が落ちている。
大きな改革の途中。
新規事業が始まる。
近いうちに異動できる。
昇進の可能性がある。
今の会社でまだ経験したいことがある。
こういう状況なら、残るのも普通にありです。
外を見て、
給料。
休日。
仕事内容。
福利厚生。
働き方。
を比べた結果、
「やっぱり今の会社がいい」
となることだってあります。
何も知らずに残るのと、
外を見たうえで自分で残ると決める
のは少し違うと思います。

将来が不安なら、まだ会社にいる今のうちに外を見ておく
私はここがかなり大事だと思っています。
会社に不安を感じたからといって、
今日退職届を出す必要はありません。
まだ会社にいる。
まだ給料が入っている。
だからこそ、今のうちにできます。
求人を見る。
自分の給与相場を見る。
今の経験で応募できる仕事を見る。
転職について相談する。
違う職種を見る。
興味のあるスキルを調べる。
会社員以外の働き方を見る。
会社を辞める前の今なら、まだいろいろ選べます。
転職すると決める必要はありません。
外を見て、
「今はここにいよう」
でもいい。
「やっぱり転職しよう」
でもいい。
まず知ってから決めればいいと思います。
「今すぐ転職」以外にも選択肢はあります
会社の将来が不安になると、
今の会社に残る。
転職する。
この二択になりやすいです。
でも、ほかにもあります。
今の会社にいながらスキルを身につける。
副業を始めてみる。
少しお金を貯めてから辞める。
違う業界を見てみる。
海外で働くことを考える。
一度仕事から離れる。
少し休む。
そのあと考える。
いろんな道があります。
だから、
「この会社は将来危ないかもしれない。だから今すぐ転職先を決めなきゃ」
まで一気に考えなくてもいいと思います。
自分が次に何をしたいか分からなくても大丈夫です。

もうここにいたくないなら、逃げるという選択肢もある
会社の将来を冷静に考えられる状態なら、
求人を見る。
比較する。
準備する。
そのあと決める。
でいいと思います。
でも、中には、
会社の将来性以前に、
「もうここにいたくない」
という人もいると思います。
私は、
逃げるという選択肢もあっていい
と思っています。
転職先を決めてから。
完璧に準備してから。
将来のキャリアを決めてから。
そこまで全部できないと辞めてはいけないわけではありません。
一度離れる。
少し休む。
そのあと考える。
そんな順番もあります。
ただ、辞めたあとも生活は続きます。
だからできるなら、
毎月の生活費。
貯金。
退職後に必要なお金。
条件によって利用できる可能性のある公的制度。
このあたりは、まだ会社にいるうちに確認しておく。
逃げるとしても、
逃げたあとにお金で追い詰められないように、できる準備だけしておく。
それでいいと思います。

今の会社に将来性がないと感じたら、「自分は大丈夫か」を考えてみる
今の会社は、この先大丈夫なのか。
考えても、完全な答えは出ないと思います。
それより、
この会社にあと3年いたら、自分には何が残るのか。
今の経験は外でも使えるのか。
今より合いそうな会社はあるのか。
別の働き方はできるのか。
もし会社を離れたくなったら、自分は動けるのか。
そこを見ておく。
会社の未来は、自分では全部コントロールできません。
でも、
自分の選択肢を増やしておくことはできます。
今の会社に残る。
転職する。
別の働き方を考える。
少し休む。
もう無理なら離れる。
どれを選んでもいいと思います。
大事なのは、
「この会社しかない」と思わないこと。
まだ会社にいる今のうちに、
自分にはどんな道があるのか。
少しだけ外を見ておく。
それから決めても遅くないと思います。
