会社員を辞めたいけど怖い|辞める前に確認しておきたい現実

「もう会社員を辞めたい。」
毎朝決まった時間に起きて、会社へ行く。
上司や同僚に気を使いながら働いて、決められた時間まで仕事をする。
これをこの先何年も続けるのかと思うと、
「会社員じゃない働き方をしてみたい」
と思うこともありますよね。
でも、本当に辞めることを考えると怖くなる。
毎月の給料がなくなる。
生活していけるか分からない。
フリーランスや独立で稼げるのかも分からない。
辞めたあとに、
「やっぱり会社員の方がよかった」
と後悔したくもない。
そんな不安があるなら、今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
会社員を辞めることはできます。
一度休むこともできます。
違う働き方を試すこともできます。
そして、また会社員に戻ることだってできます。
まず考えてみてほしいのは、
「会社員を辞めたい」のか、それとも「今の会社から離れたい」のか。
ここです。
この2つは似ていますが、次の選択肢はかなり変わります。
「会社員を辞めたい」と「今の会社を辞めたい」は別です
仕事がしんどいと、
「もう会社員なんて無理」
と思うことがあります。
でも、少し分けてみると、
上司が嫌。
人間関係がしんどい。
給料が安い。
残業が多い。
通勤がつらい。
仕事内容が合わない。
会社の雰囲気が嫌。
というように、
会社員そのものではなく、今の会社が合っていないだけということもあります。
もし会社が変わって、
残業が減る。
給料が上がる。
リモートで働ける。
人間関係が変わる。
仕事内容が変わる。
休みが増える。
となったら、それでも会社員を辞めたいでしょうか。
「それなら会社員でもいいかも」
と思うなら、会社員をやめる前に転職という道もあります。
反対に、
会社が変わっても組織の中で働くこと自体が嫌。
自分で時間を決めたい。
もっと自由に働きたい。
自分で仕事を選びたい。
という気持ちが強いなら、会社員以外の働き方を考えてみてもいいと思います。
まずは、
自分が嫌なのは「会社員」なのか「この会社」なのか。
ここを分けてみてください。

会社員を辞めたら、すぐフリーランスにならなくてもいい
会社員を辞めるというと、
会社員か。
フリーランス・独立か。
この二択になりやすいです。
でも、実際にはもっとあります。
少し休む。
アルバイトをする。
派遣で働く。
スキルを身につける。
違う業界を見る。
副業を大きくしていく。
海外へ行ってみる。
一度会社員から離れて考える。
そのあと、また会社員になる。
いろんな道があります。
だから、
「会社員を辞めたい。でも独立できる自信がない」
からといって、今の会社に残るしかないわけではありません。
私自身も、ずっと同じ働き方を続けてきたわけではありません。
会社員以外の働き方をしたこともありますし、仕事から離れた時期もあります。
なので、
会社員を辞めたら次の働き方を一発で決めなければならない、
とはあまり思っていません。

現実① 毎月決まった給料が入る安心感はなくなる
会社員を辞めて大きく変わるもののひとつが、収入です。
会社員なら基本的には毎月給与が入ります。
でも、自分で仕事をするようになると、
今月は多い。
来月は少ない。
仕事が急になくなる。
入金が翌月や翌々月になる。
ということもあります。
だから、
「月50万円稼げるか」
だけで考えるより、
収入が少ない月でも生活できるか
まで見ておいた方がいいです。
自由になる代わりに、収入の波も自分で受けることになります。
現実② 会社がやってくれていたことも自分でやる
会社員として働いていると、意識していなくても会社がやってくれていることがあります。
給与計算。
税金に関する手続き。
社会保険。
年末調整。
仕事を取ってくること。
パソコンや備品の準備。
自分で仕事をするようになると、その一部を自分でやる必要があります。
営業する。
見積もりを作る。
請求する。
入金を確認する。
経費を管理する。
税金について調べる。
仕事そのもの以外も増えます。
自由になる部分がある一方で、
自分で考えなければならないことも増える。
これは知っておいた方がいいと思います。
現実③ 「自由=楽」ではない
会社員を辞めたい理由として、
「もっと自由に働きたい」
という人もいると思います。
私も、自由に働けること自体は大きなメリットだと思います。
でも、
自由=楽
ではありません。
働く時間を自分で決められる代わりに、仕事が終わらなければ夜までやることもあります。
休む日を自分で決められる代わりに、
「休んだら収入が減る」
と感じることもあります。
会社では仕事を用意してもらえていたけれど、自分で仕事をするなら仕事そのものを探す必要もあります。
会社員には会社員の大変さがあります。
会社員以外にも別の大変さがあります。
だから、
「会社員が嫌だから」だけではなく、「その先の働き方なら今より納得できそうか」
も見てみるといいと思います。
現実④ 会社員を辞めても、人間関係がゼロになるわけではない
人間関係が嫌で、
「一人で働きたい」
と思う人もいると思います。
会社を辞めれば、毎日同じ上司や同僚と会う必要はなくなるかもしれません。
でも、仕事をする以上、
お客さん。
取引先。
仕事を紹介してくれる人。
外注先。
など、人との関わりが出てくることもあります。
だから、
今の会社の人間関係が嫌なのか。
人と関わること自体がしんどいのか。
毎日同じ人と長時間過ごすのが嫌なのか。
ここも分けてみるといいと思います。
会社員を辞めなくても、働き方や人との距離を変えられる場合もあります。
現実⑤ 会社員に戻りたくなることもある
会社員を辞めてみて、
「思っていた働き方と違った」
となることもあります。
でも、それでいいと思います。
やってみなければ分からないこともあります。
会社員を辞めたら、二度と会社員になれないわけではありません。
自分で仕事をしたあとに、また会社員になる人もいます。
別の仕事を経験してから戻ることもできます。
だから、
一度会社員を辞めたら、一生その働き方を続けなければならない
くらいに考えなくてもいいと思います。
「違ったらまた考える」
という余白を持っておくのもひとつです。
辞める前に、まず生活費を確認しておく
会社員を辞める可能性があるなら、お金だけは確認しておいた方がいいです。
家賃。
食費。
通信費。
光熱費。
保険。
ローン。
その他の固定費。
毎月いくらあれば生活できるのか。
そして、
今の貯金なら何か月くらい生活できそうなのか。
ここを数字で見てみます。
例えば、
毎月20万円必要なのに、貯金が20万円しかない。
という状態と、
しばらく収入がなくても生活できる状態では、
同じ「会社員を辞める」でもかなり違います。
「なんとかなるだろう」ではなく、どのくらいならなんとかなりそうなのか。
ここだけでも見ておくと動きやすくなります。
会社を辞める前に、使える可能性のある制度も確認しておく
退職後のお金は、貯金だけで考える必要はありません。
条件によっては、
利用できる可能性のある公的制度もあります。
もちろん、誰でも同じ制度を使えるわけではありません。
働いていた期間や退職理由などによって対象は変わります。
だから、
「辞めたあとに調べればいい」
ではなく、
まだ会社にいて給料が入っているうちに、
自分の場合は何が使えそうなのか確認しておく。
それも辞める前の準備のひとつです。
制度を知ったことで、
「思っていたより少し時間を取れそうだな」
となることもあります。
反対に、
「自分の場合はあまり余裕がないから、もう少し貯金してから辞めよう」
となることもあります。
どちらでもいいんです。
知ったうえで決めることが大事です。
できるなら、会社員のまま小さく試してみてもいい
会社員以外の働き方が気になっているなら、辞める前に少し試してみる方法もあります。
副業をする。
休日に別の仕事をやってみる。
興味のあるスキルを勉強してみる。
フリーランス向けの仕事を見てみる。
小さく収入を作ってみる。
実際にやってみると、
「これ、意外と好きかも」
となることがあります。
逆に、
「思っていたよりしんどいな」
となることもあります。
どちらでも意味があります。
私自身は、
考えて全部決めてから動くより、ちょっとやってみて分かることもかなりある
と思っています。

会社員を辞める前に、ほかの会社も一度見てみる
今の会社がしんどいと、
会社員そのものが嫌になってしまうことがあります。
でも、会社によって働き方はかなり違います。
毎日出社する会社。
リモート中心の会社。
残業が多い会社。
ほとんどない会社。
大きな組織。
少人数の会社。
決められた仕事をする会社。
ある程度自由に動ける会社。
同じ「会社員」でも、中身はかなり違います。
もし、
自由な時間がほしい。
給料を変えたい。
人間関係を変えたい。
仕事内容を変えたい。
という理由で会社員を辞めたいなら、
一度求人を見てみるのもありです。
「会社員を辞めなくても、自分が求めている働き方に近づけないか」
を確認する。
外を見た結果、
「こういう会社なら働いてみたい」
となるかもしれません。
反対に、
「やっぱり会社員自体を一度やめたい」
となることもあります。
どちらでもいいと思います。
会社員から逃げてもいいと思う
そして、
ここまで現実的なことを書いてきましたが、
中にはもう、
「そんなことより、とにかく会社から逃げたい」
という人もいると思います。
私は、それも選択肢に入れていいと思っています。
次の仕事を完璧に決める。
副業で稼げるようになる。
十分なスキルをつける。
何年後までのキャリアを考える。
そこまで全部できないと会社員を辞めてはいけないわけではありません。
もう無理なら、
一度離れる。
逃げる。
少し休む。
そのあと考える。
そういう順番もあります。
逃げる=失敗ではありません。
ただ、
逃げたあとに今度は生活費で追い詰められないように、
できる範囲でお金や使える制度だけ確認しておく。
それだけでもかなり違います。
「会社員を辞めるしかない」と思う前に、選択肢を広げてみる
働き方は、
今の会社に残る。
転職する。
独立する。
だけではありません。
会社員を続けながら副業する。
少し休む。
アルバイトをする。
別の業界へ行く。
スキルを身につける。
海外へ行く。
一度会社員を離れる。
そのあと、また会社員になる。
もう無理なら逃げる。
いろんな道があります。
だから最初に、
自分が本当に変えたいものは何なのか
を見てみてください。
会社なのか。
仕事内容なのか。
働く時間なのか。
収入なのか。
人間関係なのか。
会社員という働き方そのものなのか。
ここが分かると、選べる道も変わります。
会社員を辞めたいけど怖いなら、怖いままでも少し動いてみる
会社員を辞めるのが怖い。
それは別におかしくないと思います。
毎月の給料が変わるかもしれない。
生活も変わる。
今まで会社がやってくれていたことも、自分でやることになるかもしれない。
だから、
無理に怖くなくなるまで待つ必要もないし、
怖いのに勢いだけで辞める必要もありません。
まず、
なぜ会社員を辞めたいのか。
毎月いくら必要なのか。
使える可能性のある制度はあるのか。
会社員以外にはどんな働き方があるのか。
ほかの会社なら今の不満を変えられないのか。
少しだけ見てみる。
できるなら、小さく試してみる。
それから決めてもいいと思います。
会社員を続ける。
転職する。
独立する。
少し休む。
別の働き方をする。
逃げる。
そして、また会社員になる。
どれか一つを一生選び続ける必要はありません。
今の自分が、
「こっちをちょっとやってみようかな」
と思えるものから動いてみる。
違ったら、また考える。
会社員を辞めるかどうかも、
そのくらいのところから考えていいんじゃないかなと思います。
