転職したいけど自分にできる仕事がないと思っている人へ

「転職したい。」
でも、求人を見ても、
「自分にできそうな仕事がない」
と思ってしまう。
特別な資格があるわけでもない。
これといったスキルも思いつかない。
今の会社では働けているけれど、ほかの会社で通用する気がしない。
そんなふうに感じる人もいると思います。
でも私は、
「自分にできる仕事がない」と、まだ自分で決めなくてもいい
と思っています。
今の会社で普通にやっていることが、外では経験として見てもらえることもあります。
今までとは少し違う仕事に、その経験を使えることもあります。
未経験から始められる仕事もあります。
そして、
最初から「自分にできる仕事」を完璧に見つけなくても大丈夫です。
ちょっと気になる。
これならできるかもしれない。
そんなところから見てみてもいいと思います。
「自分には何もない」と思いやすいのは、毎日やっているからかもしれません
長く同じ会社で働いていると、自分が普段やっていることをスキルだと思わなくなります。
例えば、
電話対応。
お客様への説明。
見積書や資料の作成。
Excelへの入力。
商品の発注。
スケジュール管理。
取引先とのやり取り。
後輩への仕事の説明。
トラブルへの対応。
毎日やっていると、
「こんなの誰でもできる」
と思うかもしれません。
でも、初めてやる人からすればそうではありません。
会社が変われば、
「実務経験があります」
と言えることもあります。
だから、
特別な資格があるか。
人よりすごい能力があるか。
だけで考えなくていいと思います。
まずは、
今まで仕事で何をやってきたのか。
そこから見てみてください。
職種名ではなく「実際にやっていること」で考えてみる
「営業しかやったことがない」
「事務しかできない」
「接客しか経験がない」
と、職種名だけで考えると選択肢が狭く見えます。
でも、仕事を細かくすると結構いろいろやっています。
例えば営業なら、
新規のお客様へ連絡する。
既存のお客様をフォローする。
商品を説明する。
見積もりを作る。
社内と納期を調整する。
売上を管理する。
クレームに対応する。
事務なら、
データ入力。
資料作成。
電話対応。
請求書作成。
スケジュール管理。
社内調整。
来客対応。
などがあります。
こうして見ると、
「営業」
という一つの経験ではなく、
人と話せる。
調整できる。
資料を作れる。
数字を管理できる。
問題に対応できる。
いくつもの経験に分かれます。
仕事名ではなく、自分が実際に何をやってきたかを見る。
そこから別の仕事につながることもあります。
「できること」だけでなく「苦にならないこと」も見てみる
自分の強みを考えてください。
と言われても、分からない人は多いと思います。
そんなときは、
人より得意かではなく、自分にとってそこまで苦ではないこと
を考えてみます。
人と話すことはそこまで嫌ではない。
パソコン作業なら長く続けられる。
数字を見るのは苦にならない。
一人で黙々と進める方が楽。
誰かをサポートするのは嫌いじゃない。
毎日同じ作業でも平気。
逆に、変化がある方が飽きない。
これも仕事を選ぶ材料になります。
仕事って、
「誰よりも得意」
じゃなくてもできます。
そこまで無理せず続けられる。
それも十分大事だと思います。
今の仕事しかできない、と決めなくてもいい
転職というと、
今と同じ職種で会社だけ変える。
というイメージもあります。
でも、それだけではありません。
例えば、
営業から営業事務。
販売から法人営業。
接客からカスタマーサポート。
事務からITサポート。
現場職から管理側。
というように、
今までの経験を少し使いながら、別の仕事へ移る方法もあります。
もちろん、どんな仕事にも簡単に移れるわけではありません。
資格が必要な仕事もあります。
経験が求められる仕事もあります。
でも、
「今までこれをやってきたから、これからもこれしかできない」
まで決める必要はありません。
自分ではつながっていないと思っていた経験が、違う仕事で使えることもあります。
未経験から始められる仕事もある
求人を見れば、
未経験歓迎。
経験不問。
研修あり。
第二新卒歓迎。
異業種からの転職歓迎。
といった募集もあります。
もちろん、
「未経験歓迎」と書いてあれば誰でも採用される、
という意味ではありません。
年齢。
これまでの経験。
求人側が求めている条件。
によって変わります。
ただ、
経験がないから全部無理、
とも限りません。
少し気になる仕事があったら、
必要な経験。
必要な資格。
仕事内容。
研修の有無。
を見てみる。
そうすると、
「これは今の自分でも応募できそう」
という仕事が見つかることもあります。
求人票を見て「全部できない」と思わなくてもいい
求人票って、いろいろ書いてあります。
仕事内容。
必要な経験。
歓迎スキル。
求める人物像。
全部読んで、
「こんなの無理だ」
となることもあります。
でも、まず見たいのは、
必須なのか、あると歓迎なのか。
ここです。
歓迎条件まで全部持っていないと応募できないわけではない求人もあります。
入社してから覚える仕事もあります。
今までの経験を使いながら、新しく覚えていくこともあります。
もちろん、必須条件を完全に無視する必要はありません。
でも、
100%完成した状態じゃないと転職できない
と思わなくてもいいと思います。
「向いてる仕事」を一発で当てなくてもいい
自分にできる仕事を探していると、
そのうち、
「じゃあ自分に向いてる仕事って何だろう」
となることがあります。
これも、一発で答えを出さなくていいと思っています。
私自身も、
全部調べて、
「これが自分の適職だ」
と決めてから動いてきたわけではありません。
むしろ、
「ちょっとやってみようかな」
から動いたこともあります。
やってみて、
意外とできた。
思っていたより好きだった。
これは合わなかった。
そうやって分かったこともあります。
仕事は実際にやってみないと分からない部分もあります。
だから、
最初から一生続ける仕事を見つける必要はありません。
「これならちょっとできるかも」
くらいからでもいいと思います。

「できる仕事」より先に「やりたくない仕事」が分かってもいい
自分にできる仕事は分からない。
でも、
もう接客はしたくない。
残業が多い仕事は嫌。
人とずっと話す仕事は疲れる。
毎日同じ作業はつらい。
土日に働くのは嫌。
みたいなものは分かることがあります。
それなら、それも使えます。
できる仕事を探すだけではなく、
次では何を避けたいのか。
そこから求人を減らしていく方法もあります。
「やりたい仕事」がなくても、
「これはもうやりたくない」
が分かれば、次を選ぶ材料になります。
自分にできる仕事が分からないなら、求人から逆算してみる
頭の中だけで、
「俺には何ができるんだろう」
と考え続けても、なかなか答えが出ません。
そんなときは、逆に求人を見てみます。
ちょっと気になる求人を開く。
仕事内容を見る。
必要な経験を見る。
自分がやってきたことと重なる部分を探す。
すると、
「これ、今の会社でもやってるな」
「この経験なら使えるかも」
と分かることがあります。
逆に、
「この仕事をするには、この資格が必要なんだ」
と分かることもあります。
それなら、
資格を取る。
勉強する。
今の会社でもう少し経験を積む。
という次の行動が見えてきます。
求人って、
応募先を探すだけではなく、
自分に何が足りないのか、何なら使えるのかを知るためにも使えます。
自分だけで判断せず、外から見てもらうのもありです
自分の経験って、自分では普通に見えます。
「こんなの大したことない」
と思ってしまうこともあります。
でも、外から見ると違うことがあります。
今の経験ならどんな求人があるのか。
どんな仕事につながりそうなのか。
未経験なら何が狙えそうなのか。
そういうことを誰かに聞いてみる方法もあります。
転職すると決めていなくてもいいと思います。
「今の自分なら何が選べるんだろう」
を確認するために相談する。
それくらいでもいいです。
自分一人で、
「自分には何もない」
と結論を出さなくていいと思います。
外を見た結果、今の会社に残るのもありです
転職したいと思ったからといって、絶対に転職する必要はありません。
実際に求人を見てみる。
自分の経験で応募できる仕事を見る。
給与や休日を比べる。
その結果、
「今の会社って意外と悪くないな」
となることもあります。
それなら残ってもいい。
逆に、
「同じ経験でこんな会社にも行けるんだ」
となれば転職を考えてもいい。
外を見ることと、転職を決めることは別です。
何も知らずに、
「自分にはここしかない」
と思う必要はありません。

「自分にできる仕事がないから、今の会社を辞められない」とも限りません
ここも大事だと思っています。
今の会社は辞めたい。
でも、自分にできる仕事が見つからない。
すると、
「だったら今の会社にいるしかない」
となりやすいです。
でも、必ずしもそうではありません。
少し休む。
アルバイトなどで生活をつなぐ。
スキルを身につける。
違う業界を見てみる。
会社員以外の働き方を試してみる。
そのあと、また仕事を探す。
そういう進み方もあります。
私自身も、仕事を辞めるたびに必ず次の会社が決まっていたわけではありません。
だから、
次の仕事が見つかっていないことと、今の会社に残らなければならないことは別
だと思っています。

もう無理なら、逃げるという選択肢もあっていい
求人を見たり、
自分の経験を整理したり、
これからのことをゆっくり考えられるなら、それでいいと思います。
でも、
そんな余裕もない。
とにかく今の会社から離れたい。
という人もいると思います。
私は、
逃げるという選択肢もあっていい
と思っています。
次の仕事を完璧に決めてから。
自分の強みを見つけてから。
向いてる仕事が分かってから。
そこまで全部そろわないと辞めてはいけないわけではありません。
まず離れる。
少し休む。
それから考える。
そんな順番があってもいい。
ただ、仕事を辞めたあとも生活は続きます。
だからできるなら、
毎月必要なお金。
貯金。
退職後に必要になるお金。
条件によって利用できる可能性のある公的制度。
このあたりは、まだ会社にいるうちに確認しておく。
逃げるとしても、
逃げたあとにお金で追い詰められないように、できる準備だけしておく。
それは大事だと思っています。
「できる仕事がない」ではなく「まだ知らない」だけかもしれない
自分にできる仕事がない。
そう思っていると、求人を見る前から諦めたくなります。
でも、本当にないのかはまだ分かりません。
今までの経験をそのまま使える仕事。
少し形を変えて使える仕事。
未経験から始められる仕事。
今より自分に合う働き方。
いろいろあります。
もちろん、調べた結果、
「今すぐ希望どおりの転職は難しいな」
となることもあります。
それでもいいと思います。
その場合は、
スキルを身につける。
もう少し経験を積む。
資格を取る。
条件を変える。
別の働き方を考える。
次にできることが分かります。
何も見ないまま、
「自分には無理」
で終わるより、ずっと選びやすくなります。
転職したいけど自分にできる仕事がないなら、まず外を見てみる
転職したい。
でも、自分に何ができるのか分からない。
その状態でも大丈夫です。
まず、
今まで何をやってきたのか。
何ならそこまで苦にならないのか。
どんな仕事なら少し気になるのか。
今の経験を求めている会社はあるのか。
未経験から選べる仕事はあるのか。
そこを見てみる。
そして、
「これならちょっとやってみてもいいかな」
と思えるものが出てきたら、そのとき動けばいいと思います。
今の会社に残ってもいい。
転職してもいい。
少し休んでもいい。
スキルをつけてから動いてもいい。
もう無理なら離れてもいい。
「自分にできる仕事がないから、今の会社にいるしかない」わけではありません。
今の時点では、
自分にできる仕事がないのではなく、
まだ自分にできる仕事を知らないだけ
かもしれません。
まずは自分の可能性を頭の中だけで決めず、
外にはどんな仕事があるのか。
そこから見てみればいいんじゃないかなと思います。
